ネガティブなニュースは、心を確実に削っていく

ニュースを見ていると、ネガティブな情報ばかりが流れてくる。

事件、事故、裏切り、暴力。

毎日、当たり前のようにそれらは繰り返される。

メディア関係者や警察官など、日常的にこうした情報に触れ続けている人たちは、どれほどの精神的負担を抱えているのだろうか。

実際に、PTSDなどの症状を抱える割合が他の職種より高いという話も聞いたことがある。

それほどまでに、ネガティブな情報は人の心に影響を与えるものなのだと思う。

私は最近、意識的にネガティブなニュースを避けていた。

見た後に気分が悪くなるからだ。

そんな中、たまたまニュースの内容が耳に入ってしまった。

被害者が抵抗し、犯人がそれに対して取った行動の詳細。

その瞬間、強い怒りが込み上げてきた。

自分とは無関係な出来事のはずなのに、まるで自分の身近な人が被害に遭ったかのような感覚になった。

怒りはすぐには消えなかった。

時間が経っても、そのニュースの内容が頭から離れず、他のことに集中することができなかった。

その時、はっきりと感じた。

ネガティブな情報は、それだけで人の心を大きく揺さぶる力を持っているのだと。

では、こうしたニュースを流すことに、どれほどの意味があるのだろうか。

もちろん、事実を知ることは大切だと思う。

しかし、その情報を知ることで、何かが解決するわけではない。

ただ怒りや不安だけが残ることもある。

その情報を、本当に必要としている人はどれだけいるのだろうか。

ネガティブな言葉をかけ続けた植物は枯れる、という話を聞いたことがある。

科学的な真偽はともかく、感覚としては理解できる。

人も同じなのではないかと思う。

どんなに強い人でも、ネガティブな情報に触れ続ければ、少しずつ心は削られていく。

現代は、情報があまりにも多すぎる。

江戸時代の人が一日に触れていた情報量を、現代人は数分で超えるとも言われている。

スマートフォンを開けば、終わることなく情報が流れ続ける。

それをすべて受け止めることは、人間の心の許容範囲を超えているのかもしれない。

だからこそ、思う。

情報から身を守ることも、必要な選択なのだと。

すべてを知る必要はない。

自分の心を守ることを優先してもいい。

何を見るかだけではなく、何を見ないかを選ぶことも、

これからの時代を生きるために必要な力なのだと思う。

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