あなたは他人と自分を比較して安心したり、気持ち良くなったりしたことはありませんか?
それとは反対に、落ち込んだり劣等感を感じたことはないでしょうか。
実はそれらの感情は、人間が生まれつき持っている「生存本能」と「社会的本能」が、
“自分の価値を外部基準で確かめたい”という欲求を自動的に生み出すからです。
あなたが意識していなくても、脳は常に周囲と比較しながら安全や立ち位置を判断しています。
人間は本能的に「比較する生き物」
人間は昔から、集団の中で生き残るために
「誰が強いのか」
「自分はどれくらいの位置にいるのか」
「目の前の相手は敵なのか」
こうした判断を常に行う必要がありました。
弱いと判断されると、食べ物が貰えなかったり、群れから追い出されたりして生き残る可能性が下がります。
だから脳は自動的に比較してしまうのです。
比較は努力を止めてしまう
あなたが勉強や作業に取り組んでいる時、ふと周りの人が目に入る。
すると脳は無意識に“自分にないもの”を探し始めます。
- 自分に無くて、他人にあるもの
- 自分の努力途中と、他人の成果を比べてしまう
そして、こんなふうに思ってしまうこともあります。
「こんなことしてても、あの人には勝てない。」
「レベルが違いすぎる…。」
その瞬間、今やっている勉強や作業がちっぽけに感じられ、
努力をやめてしまいたくなるのです。
比較をやめる方法ではなく「比較対象を変える」
人は本能で比較してしまうため、比較そのものをなくすことはできません。
しかし、**“誰と比較するか”**は変えることができます。
過去の自分と比較するために、
・何を
・どれくらいの時間
・どんな内容で
取り組んだのかを、時系列で数値的に記録しましょう。
これによって、比較基準が「他人」から「自分」に変えることができ、
成長を実感しやすくなります。
他人と比べることがそもそも間違い
生まれた環境、才能、経験、年齢、人脈、得意分野、メンタル特性など。
これらは人によってまったく違います。
つまり、
比較自体が成立していない。
見えているのは、
・他人の“成果”
・自分の“途中経過”
これでは比較になりません。
比較の構造からは逃れにくい
学校、職場、競技、SNSなど、
現代のあらゆる場所は“比較が生まれるように”意図的に構造化されています。
成功している人、結果を出している人、華やかな生活を送る人など、
常に比較対象が目に入るようにできているのです。
だからこそ、比較を完全に避けるのはとても難しいことです。
しかし、諦めないでください。
比較の方向を「他人 → 過去の自分」へと変えるだけで、努力は必ず続けられます。
過去の自分より少し前へ進んだ実感が積み重なれば、
あなたは確実に成長を感じられるようになります。
そしてその小さな積み重ねこそが、どんな比較よりも大きな自信になります。
日々、一歩ずつ前へ進んでいる自分を、ぜひ大切に感じてあげてください。

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